NO RULES
2000 年初頭、NETFLIX はインターネット経由で注文を受けて DVD レンタルする事業をしていたが不振 → その後成長、世界の変化に合わせてストリーミングサービスへ なぜ変化に対応できたか? → 脱ルールのカルチャー
プロセス (手続き) より社員を重視、効率よりイノベーションを重視
制約のないカルチャー
自由と責任
試行錯誤の末に辿り着いたアプローチ
守るべきプロセスを与えると、考える機会を奪ってしまう
自由を与えれば、質の高い判断ができるようになる → 社員の幸福度や意欲は高まり、会社も機敏に
そのために必要な 2 つの要素
能力密度を高める
コントロールが必要なのは、だらしない行為や無責任な行為があるため
そういう人を採用しない
率直さを高める
有能な社員が当たり前のようにフィードバックを行うと、全員のパフォーマンスの質が上がる
お互いに対して暗黙の責任を負うようになる
2 つの要素が整ったらコントロールを減らす
コントロールを撤廃することで自由と責任の文化が生まれる → 一流の人材を引き寄せ、他社が太刀打ちできないスピード感とイノベーションへ
経営危機によりレイオフした結果、能力密度が高まって社内の雰囲気が改善した 能力密度が高い会社こそ、誰もが働きたいと思う会社
著者が結婚カウンセラーに通い、夫婦関係について素直に捉えたことで夫婦関係が改善した経験 → 職場でも正直に生きるという誓い
仲間にも、思っていることをはっきり伝えて欲しいと促すように (ただし前向きな意図を持っている場合のみ)
私生活でも職業生活でも、思ったことを率直にいう人は孤立しがちだが、NETFLIX はそういう人を大切にする 能力密度が重要 → 最高の人材を探す
現業系職種は平均的給与水準
クリエイティブ系職種には、凡庸な人材を 1 ダース雇うのではなく、最高の人材に最高水準の報酬を払うことに
意思決定に関わる承認を不要に
ある時、エイリアンものの DVD が大ヒットすると思った部下からの 「何枚注文しようか」 という相談に 「ヒットするわけがないから少しにしておけよ」 と答えた → 実際には大ヒット
この経験から、上司に反対意見を言ったり上司の気に入らないアイデアを実行して問題ないという方針にしている
上司が理解できないからといって諦めて欲しくない
標語 : 上司を喜ばせようとするな、会社にとって最善の行動をとれ